minipin太郎 埼玉の空のもと

あれから11年が経ち、太郎マリオと人生終盤の日常の日記

龍馬伝


気分転換にDVDを借りてきた
「龍馬伝」2010年の作品「大河ドラマ」
よく「大河ドラマ」は借りてきて見ている
:2010年・・ 俺が現場に戻してほしいと支店長にお願いし 
  3月末から戻った年だ・・・
「お前 今更現場に戻って何するつもりだ」とその支店長に言われた日


福山が龍馬が子供の頃 青年の頃
母(草刈民代)からの愛 そしておねいさん達女性陣に可愛がられる姿
俺もそうだった 親戚じゅうのおばあちゃんやおかあさん おねいさんたちに
可愛がられていた
どのくらい上の方かまでは知らないけれど3姉妹 綺麗な姉妹 その中の一人の方が
手編みのセーターを編んで 夜届けてくれた
「〇っちゃんはおんちゃまだから、いつもお古だとかわいそうだから・・・」と
玄関先で母親に説明し その後ろでありがとうございますと言ったのを覚えている




彼女は綺麗な人だった 手脚も長くスタイルも良かった
グループの女性から「〇〇〇さんはフィットネスジムに通ってスタイル維持してるんだよ」と教えてもらったことがある
フラワーアレジメントのような教室にも通っていた クリスマスリースをつくって玄関に飾った写真を見せてもらったことがある


孝生は彼女との年の差を感じた事も考えた事もなかった
「凛」としたオーラに惹かれ 目で追いかけるようになって好きになっていった
それぞれのパーツのなかで これひとつだけ 好きというものではない
全てが完璧にどんぴしゃり 孝生の心にすっぽりとはまって 好きだった
顔も声も性格も仕草もスタイルも 何もかにもが全て好きだった
「彼女 〇〇〇〇〇〇」が好きだった 今も変わらず好きでいる


孝生が彼女の好きなところ 思い出を語り始めたら どんどん出てくる
10年以上経っても忘れることなく 全てが昨日の事のように鮮明に甦ってくる
朝 ばったり逢ったあの時の綺麗な顔は「写真」のように
今も心の中で鮮明に残っている


彼女が俺をどう思っていたかは分からない
おそらく 草刈民代さんのような母親の愛 もしくはおねいさんたちのように弟を思う愛
おこちゃまで放っておけない歳下の男の子 だったのかもしれない


:甘えたいんでしょ?w :何でもしてあげるw 
:〇っちゃん可愛い^^


気分転換に借りてきたつもりが
全て彼女につながっていく どうしても彼女にリンクしていってしまう
色々な出来事 記憶が甦ってくる


:何がしたいの? 
:何がそんなにつらいの?


一人占めしたかった
誰よりも そしてそこに居る男ではなく 彼女のそばにはずっと俺が居たかった
そこに行けない俺が「辛かった」
現場を離れた4年3カ月 その期間が悔しかった そこをなくして時を戻したかった
それがなかったらと思うと 本当に悔しかった 
時を取り戻せない事が  本当につらかった


ただ俺の悪いところ
話があって誘われると断らず「いいですよ」「頑張ります」と答え 受けてしまう
あの時も「どうして相談してくれなかったの?」と彼女に言われた
:毎日出勤すれば〇〇〇といつも逢えるからと想って・・・
ただ 始まったら 初めての事だらけで翻弄されていく・・
パソコンもひとつひとつがわからなく 頭を抱える毎日
幹部室で色々な話になっても「用語」もわからない
普通なら会うこともない 支社や本社のお偉い人たちとの色々
色々なところへの出張・発表会・研修・視察 等
そして自分自身のつまらないこだわりと想いこみ





毎日毎日こんな事ばかり考えている
どうしたものか・・・


彼女の事で頭がいっぱいだ いっぱい過ぎる


時は 今になっても 変わらず取り戻せないのに
過ぎたのに
そして酷い言葉を放って 電話を切り 縁を切ってしまったあの日から
もうすぐ11年も月日が経ってしまうのに
どうしてあんなことを言ってしまったのか・・
どうしてあんなひどいことをしてしまったのか・・
どうして縁を自ら切ってしまったのか・・


何年も我慢して我慢して 爆発してしまった


好き過ぎたから 130%だったから
70%くらいだったら 気にし過ぎなかったかもしれない


仕方ないよ 4年3か月も 放っておいたんだから
一人にしちゃったんだから・・・ と思えたかもしれない・・


今のように掛け放題にして とにかく色々話せばよかった
自分が思っていること 彼女の事 
とにかくその都度たくさんの事を話し合えばよかった
すれ違いをなくす努力をすればよかった
そこが足りなかった 
つながっている 話さなくても分かっていると勝手に思い込み決めつけていた
翻弄されながらも一人で突っ走って 仕事ばかりを優先させてしまっていた
勝手に思い込んで 勝手に決めつけて 自分の頭の中で生きていた
それが全てダメだった



おこちゃなんだな
そう言われても仕方なかった
結局はそこだった


毎日毎日こんな事ばかり考えている
そして また 涙があふれてくる 流れてくる

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