minipin太郎 埼玉の空のもと

あれから11年が経ち、太郎マリオと人生終盤の日常の日記

素敵な朝

5月5日(日)  こどもの日
健やかに育って欲しいとの願いで
埼玉の空に 鯉のぼりが舞う日
その 静寂の中を走ってきた
朝日を浴び 新緑の葉がキラキラ光っている
その 爽やかな中を走ってきた


職場に入る時  年下の上司とすれ違う
#あ!○○○さん 今日○○○が休みで…
#そうなの?俺は確か今日機械、組立はなかったはず   で俺に?
#はい… 機械は殆どやり終えてますから…
#兼務?俺な…
で止めておいた


若いときから年上のいろんな人間を見てきた
俺は○○○だから…    俺は年だから…
そう言っては 仲間同士でパチンコやら 
マージャンやら  競馬やら  旅行やら  しゃべっている


俺は年だからあそこの分担はつけるなといい放ち   ガラス張りで主となり  たまに外の担当になるとてんこ盛りになったものをもっともらしく俺に嫌みや文句をいい放ち   夕方になればそれをほっぽってノコノコとガラス張りに入って行く  それを真似して一の子分ニの子分もそこに加算していく
女のそばに行っては
今日の調子はどう? と寄っていく
そういった事がだいっ嫌いだった


だから自分が年を理由にするような人間になったら 仕事はやめようと考えて生きてきた


#分かりました
そう告げ 
作業場全体を見て回って
その担当の段取りを頭の中に描いていった
まぁ 今日はどこも楽に出来るな…


だけど 孝生のことww
仕分け棚に立ち 小物を仕分け始めた
担当の仕事は計算出来てるし
無線が入るから 
それを聞き逃さなければ大丈夫
サクサクww   サクサクww
いや
没頭していなければ  今日の日は尚更
キューッと胸が締め付けられてしまう
せつなくなってしまう
彼女を探し 彼女と会話してしまう
彼女の笑顔が目の前に現れる
急に寄ってきて  顔をのぞきこんで
俺の心を鷲掴んでいく


自分の担当の仕事もサクサクやって
余裕を持って午前の仕事が終わった


少し横になって
もう少し 彼女との思い出にひたろう
幸せな気分にひたろう

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