minipin太郎 埼玉の空のもと

あれから11年が経ち、太郎マリオと人生終盤の日常の日記

せつなさ


せつなさがとまらない
ぽっかり空いた穴が埋まらない
やるせない気持ち
それを解消するため
通学路に立つ
当然 明るい笑顔と明るい声で
「おはようございます」^^ と


空は薄い雲が広がっていた
それでも北の空は 小さな雲が点在し
太陽の日で明るくなっていく


「タイタニック」を検索する
何回か家で借りてきても観た
おばあさん「ローズ」100歳にもなって当時を思い出す
テレビで映った 当時の彼が描いてくれた自画像を見て思い出す


想いは残るものだなと つくづく思う


彼女はどんな思いで100歳まで生きてきたのか
今の俺と同じように ずっと彼のことを毎日思い
せつなさで ぽっかり空いた穴も埋まらず 生きてきたのか?
おそらく 日々の中で忘れることもあったであろう
でも 何かの拍子で必ず思い出す 蘇ってくる
それの繰り返しではなかっただろうか


せつなさがとまらない
1か月前に彼女が急に現れてから
せつなさがとまらない
当時のことがフラッシュバックのように
昨日のことのように蘇ってくる
彼女の笑顔も
そして彼女の「声」が耳元でこだまする


どうしてあのような決断をしてしまったのか


他の男へ満面の笑顔で駆けつけていく姿に
一緒に並んで話す姿に
そういったものが何度も何度も襲ってきて
耐えられず 耐えられず 乗り越えられず 彼女への怒りとなってしまった



しっかり彼女の声を受け止めていたら 
しっかり彼女の支えを素直に受け止めていたら
もしかしたらずっと続いていたかもしれない


今も 彼女をおんぶして 彼女の足となっていたかもしれない


せつなさがとまらない
ぽっかり空いた穴が埋まらない


みっともないくらい せつなさがとまらない

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