minipin太郎 埼玉の空のもと

あれから11年が経ち、太郎マリオと人生終盤の日常の日記

検証


ずっと日記を読み返して
検証している
11年経とうとしているのに
今更なのに・・・


11年前 年明け 2月頃から
俺の言葉が変わってきた
いや その前の夏もそうだった
そこをずっと考えてみた
夏は仕事を放り出した後
みじめさや 悔しさや 色々な気持ちが複雑で
「1年したら帰ってきて」 との約束も守れなかった事からけじめとして
年明けは
おそらく年末を乗り越え
年度末に向かって 「区切り」がキーワード
区切りのときにあわせて・・・ 


大好きだった彼女 かけがえのない人 そこはいっさい変わらない
ただ、孝生は好きになると相手の事を考え過ぎて
尊重し自分の身を引くことを考える
高校卒業時の女の子もそうだった
わざわざ相手が好きだった「男の子」に告白をすすめ
遠くに離れていく自分は身を引いて行った
数ヵ月後 部活の大会で横浜に来るときに
彼女は「来てください」と 手紙を送ってきたのに
孝生は身を引いた人間と して 行かなかった
その後 彼女は「きっと来てくれると信じて
       宿泊先のホテルの前で何時間も待ってました」と
手紙を送ってきた
そんな男だった


2010年4月から孝生は現場復帰する
4年3か月 孝生が新しい仕事で翻弄したあと
そこから 見かける彼女の行動に 
「俺はもう過去の人なんだな」と思い
新しい彼に対しての行動が決定的な致命傷となる
孝生は思い込みが激しい
「あぁ もう別な人となんだな」と頭にインプットされてしまった
だからその後は 孝生の頭の中 底辺にはそれがずっとあった


彼女の本心はわからない
「ブログ書くようになったんだ」と話した時
:なんていうの?
「〇〇〇〇・・・・・」って
そこから おそらく彼女はずっと見ていたんだと 今になって思う
当時は「俺はもう過去の人」と「もう別な人となんだな」がインプットされているから
言ったところで興味もないし見ないだろうと思いこんでいた
ずっと2年間はそう思ってきた
だから 時折彼女が孝生に接してくれた事さえも
同じように「俺はもう過去の人」と「もう別な人となんだな」で考えてしまう
でも、やっぱり大好きな人 そうされると 接してくれるとうれしくてドキドキした


そして孝生の転勤に伴って 職場が離れてしまう
その時々に接してくれた「喜び」で取り戻せたことも
離れた事によってそれができなくなる
妄想・空想がどんどん悪いほう悪いほうに広がっていく
毎晩 その彼に飛びついて行くあの時の彼女の行動が夢に出てくる 
そして「けじめをつけなきゃ」にたどりついていった
我慢しつづけた 彼女の行動に対しての怒りが爆発してしまった


11年前のこと


今度は 彼女の立場で考える
4年3か月 私に相談もなく1人で勝手に決めて現場を離れて!
私が「そばに来て!」って何度も言ったのに そばに来てくれなかったじゃない!
今日の昼だって一体どこに行ってたの!ずっといなかったじゃない!
私、今度のこと応援している!今日は〇っちゃん運勢がいいよ!きっとうまくいく!
そういった彼女の気持ち・心にきちんと孝生は対峙してこなかった
翻弄されまくっていた孝生は彼女にきちんと向き合ってなかった


そして 4年3か月後 孝生が現場に戻ってきた
彼女にとっては日常の職場のこと 普通のことだった
でも、孝生のブログを見ると自分に対しての行動が悪く書き記されていく
当然面白くない 周りだって普通にそういう仕事の職場なのに
自分だけ悪くいわれる
でも、孝生が1人やきもきしながら、浮いてると思うぐらい1人で仕事している
だんだん 孝生が疲弊していく その姿やブログの内容でも変化が見え始める
私にできる事なら 昔好きだった人 なんとかしてあげなきゃ と思い始める
誠心誠意彼女がそのときできる事 ブログで記載される困っていることを
孝生のために尽くしていく


そして 孝生が転勤となる
経った2年でここをいなくなる
話では1年後 管理者となって帰ってくると聞く
「1年で帰ってきて!」 そして高校卒業時旅立ちのことを記してあった
ブログの内容と同じように 最後私も孝生をきちんと見送った
「終わるの?」と確認もした 
ふわふわとよくわからなくなっていた孝生はその時どうこたえたか
思いだせない
でも帰ってきてくれると信じた 私のために


たった4カ月で孝生は仕事を放棄した
辛い時には私に電話して!って言ったのに 経った4カ月で・・
ブログをみれば 確かにそんなようなことを書いてある
でも経った4カ月で そして1年後戻ってくると信じていたのに無理となった


それでも辛くても頑張る孝生のため「遠くなっちゃうね・・」とは言ったけれど
その頑張りに 私が咎めてはいけないと 孝生に一言も文句を言わなかった
夏の 区切りをつけるような内容のブログをみても孝生のために支えた
確認もした
年明けにもまたそういう事を言い始めた
悪口を言われたとしても 孝生が1人苦しんでいる
身内話を 実家に帰った時のこと 娘の出来事 パートナーとのこと を
メールで伝える  子供の受験でも親身に教えてあげる 支えてあげる
1人で苦しんで疲弊していく孝生のため それでも頑張ろうとする孝生のため
彼女はつくす


「もう終わりだな こんな恋をすることもないだろう」の記載
:これだけ尽くしたのに 孝生のために尽くしたのに・・・


電話がかかってきた 
確認する 「私は楽しいよ」「楽しくない?・楽しくない?」
最後の心を尽くして 孝生に問い続ける
でも 孝生が 
いっぱいいっぱいになった孝生が
また私の「普通の」「なんでもない普通の行動」に対して
怒りをぶちまけ 電話を切った
私の想いを 尽くした努力や思いを 一方的に怒って切った
絶対許さない その思いだけが残った


11年前 いや14年前から
もっと冷静に そしてこのように彼女の立場になって
考えたなら きっと変わってたはず
彼女のシグナルをきちんと受け止めていたなら
彼女の行動がなんでもない ただの喜怒哀楽からくる普通の行動と
とらえられたなら きっと今も仲良くして暮らしてたはず
楽しいまま 幸せなまま20年の時を2人で刻んだはず


孝生が未熟者だった 愚か者だった
思い込み 決めつけの強い 男だった
1人馬鹿な男だった おこちゃまだった
一生懸命 寄り添って 支えて 尽くしてくれた彼女に非は一切ない


後悔することなく生きているか!と言ってたはずなのに
こんなに後悔する時が来るとは・・・・
11年経って こんなに後悔する毎日を送るとは


時は 取り戻せない 彼女も取り戻せない
時は とまることなく過ぎていく
後悔しても 取り戻せない

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