大切な人
こんな時間に目覚めてしまった
昨夜は風の音で目覚めてしまった
今夜は酔いに目覚めた感じがする
もしかしたら自分の死期が迫っているから
当時のことを 彼女のことを
こんなにも蘇ってくるのか
左脇腹が少しづつおかしい
内蔵図で調べると大腸らしい
13年前に トイレで赤いものがたくさん出て 驚いて
病院で検査してもらった時があった
なんのことはない ただベリーをたくさん食べたからだった
今回も少しストロング飲み過ぎなんだろうな
伊集院静さんの報道記事を読んだ
歯科医院の待合室で 週刊誌の相談コーナーをよく読んでいた
独特な発想というか 生きる知恵というか
人の生きる道 のような 相談者への教えで
なるほどな そう言うふうにすればいいのかと思うことが多かった
「大切な人を大切にしなさい」
ある方が彼に言われたそうだ
この言葉で 今 深く考え 気付く
俺は大切な人を大切にしてなかった
自分自身のこだわりに執着し
嫉妬心と猜疑心でかたまり
我慢に我慢して 爆発してしまった
もっとそばに行き 彼女を支えるべきだった
もっと話しかけ 彼女の話を聞いてあげるべきだった
もっともっと 彼女に愛を伝えるべきだった
大切な人 大切にすべきだった
人生はやり直すことができない
もっと多くの 先人からの教えを享受していれば
若い時期でもこういう生き方 捉え方 作法ができたかもしれない
と 思う
私のこと 大切にしなさい 大切にしなさい と問われているのか
神に 大切な人を大切にしなかったことを 悔い 責められているのか
「大切な人」「かけがえのない人」の本質を
当時もっと考え 知るべきだった
大切な人を大切にすべきだった
今になってはもう遅い