minipin太郎 埼玉の空のもと

あれから11年が経ち、太郎マリオと人生終盤の日常の日記

夕暮れ


次男が今帰って行った
Amazonで購入したものを 送り先を間違って実家にしたため
昨日フラッと帰ってきていた
その彼が 今また 職場先に帰って行った


6年前の3月末
自分で仕事を決め ひとり裏のバス停から旅だった彼
俺には告げづ 嫁が見送って
その嫁が
:今 〇〇〇がバスで行ったよ と
俺:え?明日じゃなかったの?
:明日だと羽田の集合時間に間に合わないから、今日行って
 近くのビジネスホテルに泊まるんだって
俺:そうなんだ・・
彼は 北海道へ一人旅だった


小学校高学年から不登校になり、中学校も3年間いかなかった
孝生は一人悩みに悩み 誰にも相談できず
神頼みやそれらしい講習を受けに行ったり
心の病院にもひっぱって連れて行った
その彼が 今は一人で生きている


2年前の8月 急に異動となり
新潟県にやってきた
その数日後 
北海道で購入していた車で 大洗経由での帰省後 
初の新潟からの帰省で 夜中フラッと帰ってきた


これからもこういうときがあるかな?
三男に 就職したら車買う?と聞くと :多分...
自分が急に死んだ時、子供たちがすぐに帰ってくれるようにと
2022年11月に玄関の門扉や塀、花壇を全て壊して
2台分の駐車スペースを追加して広げた
やってよかった


3月末にはその三男もこの家を巣立つ
この家も 淋しくなる



いたたまれなかった 孝生は
「嫉妬」をキーワードにして検索してみた
どうすれば「嫉妬」しなかったのか もしくは克服できたのか
今更になって 対処方法がわかった
12年も経って......


毎日が辛かった せつなかった
仕事のこと そしてこの子供のこと
ひとりでふらふらな状態の毎日だった
ふらふらな状態だったからそんなことにも対処できず.....
毎日を苦しんでいた


あの時 普通の状態だったら、
このように検索して 対処できたかもしれない
「嫉妬」に対処できたはず
すれば 心に余裕ができ いまもずっと
この11年もの月日も
2人で支えあって生きてこれたはず


二男が走り去った後 夕暮れの埼玉の空を一人見ながら
孝生は そう思った

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