minipin太郎 埼玉の空のもと

あれから11年が経ち、太郎マリオと人生終盤の日常の日記

冷たい雨


外は冷たい 春の雨



当時の日記を読み返し
自分の中で 
11年経とうとしている自分の中で
冷静に検証してみたけれど


なぜ ああなってしまったのか
なぜ そうしてしまったのか
なぜ そうしたのか


がとまらない


そして あの時の彼女の悲壮な声が
耳元で 何度も繰り返されている




なぜ 年明けに急に彼女が蘇ってきたのか


11年前の5月にも 突然彼女がそばに現れた時があった
帰宅途中に立ち寄るスーパーで酒のつまみをのぞいていた時
スウーっと 左側に現れた 無言のまま 同じようにのぞき込み
そして俺の肩に触れながら 右側に移ってにこやかにのぞき込み
驚いている孝生に 笑顔でこちらを向いた


そして今年1月20日の朝方仕事中
その後もずっと俺のそばにいる


深層心理に眠る俺の想いが 彼女を呼んでいるのか
誰もいない職場で彼女を探し
街中で 彼女に似た人を見つけてしまう
そんな想いが 彼女を呼び寄せているのか



あの時 正気を取り戻し 彼女の問いに答えていたら
そのまま続いていたのではないか


嫉妬と猜疑心がやまず
離れた事によって 増幅し 苦しんでいる事実を
真剣に彼女に話して 乗り越えるすべを2人で模索したなら
乗り越えられたんじゃないのか



自分の中で あの時の 続きを繰り返している
彼女の問いに きちんと向き合い 苦しんでいることを伝え
彼女に おまじないを掛けてもらう
:〇っちゃんのこと好きだよ
:〇っちゃんのことは 出会ったころからずっと好きだったよ
:〇っちゃんのことだけが好きだよ
:〇っちゃんは私の後ろ盾
:私の後ろ盾はあなたしかいないの
:だからしっかりして これからもずっと私の後ろ盾でいてくれなきゃ困るの


こう彼女にお願いし おまじないを掛けてもらってたなら
乗り越えられた 



冷たい春の雨 
11年経とうとしている この季節に
毎日 後悔しながら こんな風に生きているとは


孝生の人生で 彼女を失ったことが
こんなに大きなことだったとは・・

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