涙
こまかなことで も
色々な事象で も
否応なしに 2012年に引きずり込まれる
どうして あの日に戻そうとするのか
もう12年も経っているのに
なぜ 俺を当時に引きずり戻そうとするのか
声がずっとこだまする
彼女のあの日の声が ずっと耳元でささやかれている
その声と対峙しながら 自分の答えを
つながるための答えを 続けている
彼女と同化している今
彼女の身になると 涙があふれてくる
涙がとまらなくなる
なんど 彼女のことで涙を流したことだろう
あれは 2012年9月17日だった
逢いたいとの想いをあっけなく断られ
やっぱり駄目なんだ 俺じゃないんだ と
終わりを告げるメールを打ってから
やっぱり後悔がとまらず
前を向いて歩きだそうとしても
彼女への想いがとまらず
そんな雨上がりの日 すうっとラジオから
小田和正の「たしかなこと」が流れてきて
その唄が その詩が 孝生の心を揺さぶり続け
メガネから見える埼玉の空が歪み続けた
俺はさまよっているのだろうか
妄想・空想・現実のそのなかで
深層心理の想いを引きずったまま
俺だけが さまよっているだけなのだろうか
彼女のあの日の声が あの時の彼女の心が
揺さぶり続ける
彼女の心になると 涙がとまらない
昨日は3月14日 ホワイトデー
誕生日にはプレゼントを渡していたけれど
ホワイトデーでは何もしたことがなかった
どこか拍子抜けなところがある孝生
出勤前 街のケーキ屋さんで彼女へチョコレートを買った
帰宅した今朝 彼女の誕生花パキラに供えた
そして祈る
彼女がもし 厄年で その歳まわりで
大病を患っているとしたなら
今の俺には祈ることしかできない
:私を殺さないで・・・^^
そう言われたことがあった
2011年3月17日 彼女への想いで育てていた
ブルーベリーでのつづり
:すべて 彼女への想いだったけれど 今はもう 彼女は この世にいない
それもやっぱり彼女は見ていたんだ・・・
こうやって当時の日記を読んでいくと
彼女の行動が その日記を読んでの行動だったと つながっていく
もう本当に 彼女はこの世にいないのか・・・
彼女を失って11年が経とうとしている
もう確認するすべは何もない 彼女へたどり着かない
元気でいてほしい 幸せな毎日をおくっていってほしい
俺の空想・妄想の中での話で終わってほしい
彼女の記憶からすべて消え去られた 俺から言うのもおかしいけれど
変わらず 元気で 幸せな日々をおくっていってほしい