minipin太郎 埼玉の空のもと

あれから11年が経ち、太郎マリオと人生終盤の日常の日記


1人になるとダメだ


仕事が忙しくない日
長く走る通勤時
そして今日のような休日


ゆっくり目 太郎と散歩に出た
マリオは3分の1歩いたところで
お座りしてしまったので無理せず抱っこに切り替えた
帰宅後
太郎だけリビングへ
マリオは病院へ そこで伸びた爪を切った
体重も少し増えて4キロ・・・


心が落ち着かなくて
切り替えるため 髪の毛を切りに出た


散歩に出ても 
こうやって1人車に乗っていても
頭の中は彼女のことでいっぱいだ
いっぱい過ぎる・・・
何を見ても 空や山や景色を見ても そこに彼女がいる
笑顔の彼女がいる 声も耳元で 
彼女の声 少しハスキーで 少し低音で
ゆっくり穏やかなまま こだまする・・・



孝生はB型 喜怒哀楽が強めなんだと思う・・・


涙を流したのは
2000年 北朝鮮から帰国した人たちが
飛行機から降りてきたとき
テレビ画面に向かって 正座し いつの間にか涙がこぼれ あふれていた


2011年3月 東日本大震災
被災者を見るたび 想うたびに 毎日涙があふれた


そして 今
この1月20日から 
彼女を想うと そしてあの日 6月20日の事を考えると
涙がとまらない 彼女を想うと涙がとまらない



ちひろが唄う
目の前で 孝生の目の前で
微笑みながら ステップを踏んでいく
楽しそうに 踊り続ける
俺はみつめるだけ 動けない


♪ 優しいものは とても恐いから
 泣いてしまう 貴方は優しいから
 誰にも傷が付かないようにと
 ひとりでなんて踊らないで
 どうか私とワルツを


 どうか私と ワルツを


涙が 嗚咽とともに涙があふれた



もう 時はすぎたのに
辛く 悲しかった日々は過ぎたというのに
孝生だけが 当時の あの日に 戻ったまま
そこから動けなくなっている


叶わぬ恋だったから?
せつない恋だったから?
奪われた恋だったから?


俺だけが 離された日々だったから?
俺がつまらない考え こだわりを持ち続けたから? 


もっともっと楽しい日々をつづりたかった
2人だけの思い出をもっともっとつづりたかった
仲良くしたかった そばに居続けたかった
今も一緒に居たかった



2階の自分の部屋に来た
外は冷たい雨になっている


今日も涙に溢れた 1日だった

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