minipin太郎 埼玉の空のもと

あれから11年が経ち、太郎マリオと人生終盤の日常の日記

不思議なこと

雪が止んだ今日
思い出のターミナル駅は
公共交通機関は使わず車で走った


1日彼女との事ばかり
それも本当に最後となった電話のこと
悲痛な言葉がこだまする
切なさばかりで心が震える1日だった


もう11年も前の事なのに


もっとゆっくり話せばよかった
◯◯◯の立場に立って


あんなに俺のこと支えてくれたのに
優しかったのに…


帰宅途中
スマホの充電が出来ず
コードが悪いのか 接触が悪いのか
信号で止まるたび何度も差し込むが一向にダメ
途中のホームセンターで買おうと寄ってみたが
閉店ですと言うことで買えず
また色々な角度で差し込んでみるが ダメ
ずーっとダメ 明日にでも新しい充電器を買うかと半ば諦めた


諦めて◯◯◯と話し始める
声を掛けて呼んで話しかけてみる
:スマホ充電ダメなんだよなぁ
って言った時! 充電が出来た!
ビックリ‼️


:◯◯◯凄いなぁ やっぱりすごい👍
:でも、もしかしてこれって 埼玉の空で 大空を飛んでるからなの?
もうこの地に居なくて、俺のそばで支えてくれてるからなの?
返事はなくて笑顔だけ


それでもいい
一生そばにいてくれて、今度は2人で仲良く生きていく
せつなかった日々を忘れて
今度は楽しく生きていく


不思議な出来事の夜だった

雪景色

孝生は真っ白な休憩室から

雪に染まった目の前の景色をみていた

昨夜の雪で通勤に支障がでるかな?と

10時半からの仕事なのに

9時には会社にたどりつき

1人窓からの雪をみていた


未練がましいな 俺は


勝手に固まって

勝手に決め込んで

勝手に別れを

いや  勝手な怒りをぶつけて

終わりにしてしまった


あれから11年も経とうとしているのに

まだ昨日の事のように

ひとつひとつの彼女との事が

当時のまま

ハッキリよみがえってくる


笑顔もしぐさも 

声も 髪の毛の匂いも

全て昨日の事のように

鮮明によみがえってくる


彼女は今どうしているのか

どこで生きているのか


目の前にひろがる雪景色の

その向こうの西の空をみては

いまだ彼女の事を

孝生は想う


○○○は今どこに…