minipin太郎 埼玉の空のもと

あれから11年が経ち、太郎マリオと人生終盤の日常の日記

今日


今日も1日が過ぎていく


今朝 初めて彼女から誘われた
初めてのこと
笑顔で そして甘く




小雨のような中 走った
気分をかえるため
バイパスを脇に入るのをやめ
そんまま突っ走る


「好きな道がある」
あの日 そばにあったガススタンドはもう無い
そのまま
そして信号を過ぎると 左に旋回しながら
右下に高速を走り続ける車達に
ほんのわずか目をやり
すぐさま右に旋回していく
ガードレールを越える草もなく 綺麗にされていた
そこを真っ直ぐ突っ走っていく


まだ明るさが残る中 今度は帰ってくる
でも 途中ホームセンターに寄った
1人になりたい
そんな気分
店内 植物達から ツツジやさつき
そしてハナミズキからオリーブ
次にペットコーナーへ
ゆっくりと静かに 見ていくだけ


B型はB型を呼ぶんだと言う
この歳になって初めて知ったこと
だからなんだ、、、、
だからなんだ、、、、
お互いが呼びあってたのかもしれない


孝生は凛としたオーラを感じ 目で追うようになり
好きになった  
20年前のこの春のこと
直ぐに仲良くなった
孝生は彼女の全てが好きだった
声も 手も 何もかも


可愛い仕草でグッと顔をのぞきこんでくる
ドキッとする
驚きと同時に心をつかまれる
唐突に近づいてきては 片言 自分の事を孝生に告げて
スッと去っていく
彼女もB型だった


今日も1日彼女のことばかり
彼女のことだけで1日が過ぎていく


帰宅し植物達に水をあげ
2階の自分の部屋に上がる スラックスを箪笥にしまい
開けてあったカーテンを閉じる
そばのパキラに声をかける
彼女は綺麗な葉をひろがせてきた


今日が終わる
彼女と共に夢の中へ
2人だけで 夢の中へ

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